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「英語コーチング」という英語学習の新しい形。

【THE CONSULTANT】大宮スタジオ所属・中馬剛さんに聞く、英語コンサルタントという仕事。

第二言語習得研究×短期集中型英語スクールのブームを作った、英語のパーソナルジム『StudyHacker ENGLISH COMPANY』。2018年12月にはその別ブランドとして、自習型コンサルティングサービス『THE CONSULTANT』をリリースし、大きな話題になっています。そこで活躍するのは「英語コンサルタント」と呼ばれるスペシャリストたち。彼らは英語学習についての豊富な知識に基づき、受講生の課題を的確に発見し、それらを効率的に克服するための学習プランニングを行います。

今回は、2019年11月にオープンしたばかりの『ENGLISH COMPANY THE CONSULTANT』大宮スタジオでコンサルタントとして働く、中馬剛さんのインタビューをお届けします。大学で専門的に第二言語習得を学んだ他、予備校講師や学校の英語教員として通算10年以上英語指導にあたり教科主任を務めた経験を持つなど、高い専門性と豊富な指導経験を持つ中馬さんに、ご自身の経歴や「英語コンサルタント」という仕事のやりがい等について伺ってきました。

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アメリカ横断旅行で味わったもどかしさが原動力

——今日は色々とお話を聞かせてください。よろしくお願いします。

中馬コンサルタント:よろしくお願いします。

——では早速、中馬コンサルタントの経歴と現在のお仕事の内容について大まかに教えてください。

中馬コンサルタント:これまで予備校、中学校、高校で英語を教えてきました。その後ENGLISH COMPANYへ転職し、トレーナーとしてパーソナルトレーニングを担当してきましたが、この度THE CONSULTANT大宮スタジオのオープンを機にコンサルタント兼スタジオマネージャーとして新しいキャリアをスタートさせたところです。

——それでは詳しくお話をおうかがいしたいと思います。英語に興味を持ったきっかけは何でしたか?

中馬コンサルタント:母親が聴いていたThe Beatlesを皮切りに、色々な洋楽を聴くようになったことです。きちんと英語の勉強を始めたのは中学生になってからです。

——英語を学ぼうと思った理由を教えてください。

中馬コンサルタント:9年間部活で熱中していたバスケ好きが高じ、二十歳の時にアルバイトでお金を貯めて、NBAの試合観戦を兼ねたアメリカ横断の旅をしました。バスと列車を乗り継ぎ大都市から田舎町まで12都市を回ったのですが、道中現地の人々とのコミュニケーションに苦戦し、理解できない・伝えられないもどかしさを痛感したことが英語学習の原動力になりました。当時のリスニングスキルはひどいもので、レストランで「You want the bagel ?」と聞かれ「Yes, bacon.」と自信たっぷりに答えていたほどです(笑)。

——大学では、主に何を学ばれたのですか?

中馬コンサルタント:いったん語学とは違う専攻で大学を卒業し予備校で英語講師をしていたのですが、英語教育の専門性を高め教員免許を取得することを目指し、再び大学に戻りました。その際には英語教育学や音声学などを幅広く学びました。中でも特に力を入れていたのが第二言語習得論です。英語圏での在住経験が無い自分のような学習者がどのようにすれば効率良く英語を習得できるのかということをテーマに、和洋問わず様々な学問書を読むなどして研究しました。またそこで得た知識を自らの学習に活かし、効率・効果をより高めるための学習方法を実践的に探求しました。

教員として教壇に立ってからもこうした研究・学習は続けており、その一貫として通勤中の車内では欠かさずシャドーイングを行っていました。ある日生徒から「登校中先生の車を見かけたんですけど、何か喋ってましたね。」と言われ、恥ずかしい思いをしたことを覚えています(笑)。

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もっと個々の課題と向き合いたい

——教員として活躍されていた頃のお話を聞かせてください。

中馬コンサルタント:中学・高校で英語教員を勤め、自分が学生時代に感じていた英語の楽しさを伝えることができたのはこの上ない幸せでした。また授業では、読み聞きのみに終始する当時のオーソドックスな大学受験型の指導の枠を超え、生徒たちが将来英語を実践的に使えるようになることを目指し、自分なりに「4技能統合型」スタイルの指導を心がけました。授業では「この表現はいつどのように使うか」を常に生徒に主体的に考えさせるようにし、アウトプットの要素を盛り込むように努めました。それまで研究してきた様々な英語教育に関する知識を実際の指導に活かすことができ、やり甲斐を感じていました。

一方で、年間150人近くの生徒と接する中で、それぞれの課題に対応するには限界がありました。150人の生徒がいれば150通りの課題があると言えますが、諸外国と比べクラスサイズが圧倒的に大きい日本では、それら全てを限られた授業時間で解決することは不可能と言わざるを得ず、ジレンマを感じることもありました。そうして、一人一人の課題ともっときちんと向き合いたいという気持ちが次第に大きくなっていったのです。

——そこでENGLISH COMPANYへ転職され、1対1の指導を行う「英語のパーソナルトレーナー」になったのですね。

中馬コンサルタント:そうです。ENGLISH COMPANYではトレーナーが目指すべきは「受講生の英語力を伸ばすこと」と、実にシンプルに明示されており、入社面接の際も「とにかく目の前の生徒さんの英語力を伸ばすことに力を注いでほしい」と言われました。それで、ここなら「英語を教える」ということの本質に忠実に働くことができると期待し入社を決めました。

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——実際に働いてみてどのように感じましたか?

中馬コンサルタント:まず入社してすぐに驚いたのは、トレーナー・コンサルタントの専門性の高さでした。自分自身も大学で英語教育について幅広く学び、また自身の英語学習や教科指導を通して実践的に習得プロセスを学んできた自負はありましたが、それでも毎日新しい刺激を得ることができます。また、休憩時間でもイギリス英語のアクセントを練習していたり、高度な英文解釈の参考書を読んでいたりと、各人が高いプロ意識を持っています。こうした素晴らしい仲間たちとお互いに切磋琢磨しながら働けることを嬉しく思います。

会社としても各種研修・テスト、留学支援制度やシニアトレーナーなどの社内資格認定制度でトレーナーの成長を手厚くサポートしてくれる体制が整っており、「受講生の英語力を伸ばす」というミッションに全力で集中できる理想の環境だと感じています。

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英語コンサルタントとして成長し続けたい

——これまで多くの受講生を担当されてきた中で、何か印象に残ったエピソードはありますか?

中馬コンサルタント:最近では、海外旅行でコミュニケーションがとれるようになりたいと仰っていた生徒さんが、90日間でTOEIC®模試を約200点アップさせたことがありました。最終トレーニングでは「弱点を教えてもらい、そこを集中的に鍛えてもらったので通って良かった」と言ってくださり、嬉しく思いました。また、ご卒業後も英語学習を習慣化され、さらなるスコアアップがあったともご報告いただきました。鍛えた英語を武器にぜひ旅行を楽しんでいただきたいです。

——それでは、中馬コンサルタントの今後の目標を教えてください。

中馬コンサルタント:高いプロ意識を持ちコンサルタントとして研鑽を積み、常に成長していきたいと思っています。そうして得た第二言語習得研究をはじめとする学問的知識や指導経験をフルに生かし、一人でも多くの方の英語力を伸ばすお手伝いをしたいと考えています。

——最後に、THE CONSULTANT大宮スタジオについて教えてください。

中馬コンサルタント: THE CONSULTANTは高い専門性をもつプロの英語コンサルタントが毎週のコンサルティングで受講生の課題を的確に発見・分析し、最適な学習コンテンツを提供するという新しい英語学習サービスです。大宮スタジオはその3校目として、初めて埼玉県にオープンしました。都内のスタジオまで足を運べなかった方や、お休みの日に地元で英語学習をしたいという方は是非お越しください。私たちが全力で皆様の英語学習をサポートいたします!