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「私、本当に役に立ってる?」

板井千晶さんが英語のパーソナルトレーナーになった理由。

ここ最近、注目を集めている短期集中型の英語スクール。主に1対1の形式で、短期間で英語力を効率的に伸ばせると人気が高まっています。その仕組みの中心となるのは、パーソナルトレーナーと呼ばれる、英語指導のスペシャリストたち。

今回から、短期集中英語スクールのブームの火付け役となったENGLISH COMPANYでパーソナルトレーナーとして働く皆さんのインタビューをシリーズでお届けします。第一弾は、板井千晶トレーナー。「パーソナルトレーナーってどんな仕事?」「どんな人がパーソナルトレーナーに向いているの?」など、読者の皆さんの疑問に迫ります!

英語との出会い

——今日は色々とお話を聞かせてください。よろしくお願いします。

板井トレーナー:よろしくお願いします。

——では早速、板井トレーナーの経歴と現在のお仕事の内容について大まかに教えてください。

板井トレーナー:地元福岡の高校を卒業後、東京外国語大学に進学しました。新卒で英会話スクールに入社しましたが退職し、2016年に創立2年目のENGLISH COMPANYに転職、現在に至ります。

昨年までは都内のスタジオでパーソナルトレーナーとして受講生のトレーニングを担当してきましたが、現在はトレーナーの研修が主な業務です。ENGLISH COMPANYでは、新しく入社したトレーナーに対し、東京にある研修センターで約2週間の教務研修を行うのですが、そこで新人トレーナーの育成を担当しています。他にも既存トレーナー向けの研修プログラムの開発、実行も担当しています

——なるほど、「先生の先生」のような役割をされているということですね。

それでは詳しくお話を伺っていきたいと思います。はじめに、英語との出会いについて教えてください。

板井トレーナー:英語に興味を持ったきっかけは、小学生の頃アメリカからの帰国子女と友達になったことです。近所でイラク人の女性が開催している英会話スクールに一緒に通ったりしました。その後も中学校で、洋楽や映画で楽しく英語を教えてくれる先生に恵まれ、またALTの外国人講師にも発音を褒められたりして、どんどん英語が楽しくなっていきました。その結果、大学入学までにはある程度の読み書きはできるようになっていました。

——その後、東京外国語大学に進学されていますね。大学では何を学ばれましたか?

板井トレーナー:大学では英語の学習をマイペースに続けつつ、高校時代から興味を持っていた「言語と文化の相互関係」を学ぶことにしました。主にトルコ語とアラブ諸国の歴史や地域関係について研究しました。世界史を学ぶ中で中東情勢について興味を持ったことと、トルコ語の響きが好きだったことがきっかけでした。

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もっとじっくり受講生と向き合いたかった

——卒業後はどのような職業に就かれたのでしょうか?

板井トレーナー:英会話スクールに就職しました。通信教育サービスの取りまとめや教材作成、英語ディスカッションのファシリテートなどを行いました。同僚にも恵まれ、会社として提供するサービスが社会に貢献している実感もありましたが、受講生の英語力を伸ばしていく上で自分自身がどれだけ役立てているかという点には自信が持てませんでした。例えば、受講生から学習アドバイスを求められてもあくまで私個人の経験からしか答えられず、それが本当に最善の方法なのか常に疑問に思っていました。

——転職をしようと思った一番の理由は何でしたか?

板井トレーナー:そのような経験を通じて、もっとじっくり個々の受講生と向き合いたいと思うようになったことです。自分の教務力・指導力を上げつつ、「1対1で英語を教えたい」という気持ちが膨らんでいったのです。

——英会話スクールは多くありますが、どうしてENGISH COMPANYを選ばれたのでしょうか?

板井トレーナー:本物のサービスを提供し本気で世の中に貢献しようとしていると感じたことと、専門的なスキルを実践的に身につけられると思ったからです。

母語以外の言語を身につけるプロセスやメカニズムを研究する学問である「第二言語習得研究」によって、ある程度普遍性をもった「効率的な学習プロセス」というのが明らかになっているなんて、当時の私には目から鱗でした。そうした科学的裏付けを持った学習法を世に周知することで日本の英語教育を変えようとする会社の意気込みに、胸が熱くなったのを今でも覚えています。私もそのチームの一員として、理論を学び自分の教務力・指導力を上げ受講生の英語力を伸ばすことを通じて、社会に貢献したいと強く思ったのです。

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今では自信を持って指導できる

——入社してみて実際はどうでしたか?率直な感想を教えてください。

板井トレーナー:当初の希望通り、1対1で英語力をあげるサポートを思う存分行える環境が整っています。経験を積み、スキルが上がれば上がるほど受講生の英語力も伸びやすくなり、自分が役に立てているということを実感できる毎日を過ごせています。また、第二言語習得研究にとどまらず脳科学や学習習慣形成のための科学的アプローチなどについても学びつつ、それらの理屈を実際のトレーニングに落とし込み個々の受講生に最善のアプローチができるよう、どのトレーナーも楽しんで努力しています。

これまで私が担当した受講生の中には、2ヶ月でTOEIC®スコアが500点から800点にアップし、社内の国際プロジェクトに選出された方もいます。他にも、英語学習が忙しい仕事の気分転換になったと言ってくださったり、お勤め先でホームプログラム(宿題)に取り組んでいたところ周りの方々も興味を持って「英語勉強部」が発足したと教えてくださった方もいます。このようなエピソードを通じて、英語力が上がることで人生が変わるのだということを切に感じるとともに、今では自信を持ってそのお手伝いができている自分を誇らしく思えます。

——パーソナルトレーナーとして生徒さんと達成の喜びを共有できるのは、またとない経験でしょうね。

その他にENGLISH COMPANYで働いてみて良かったと感じることはありますか?

板井トレーナー:毎月自身の知識を問われるテストが実施されたり、アウトプットトレーニングをはじめ自身のポジションに合わせて各種研修に随時参加できたりと、社内教育体制が充実していることです。会社として成長を支援してくれるところですね。

——板井トレーナーは、今後どのように成長していきたいですか? 将来の目標があれば教えてください。

板井トレーナー:私は現在新人トレーナーの教務研修を担当していますが、今後はさらに専門的なスキルや経験をお持ちの方に多く入社いただけると思うので、コンテンツに磨きをかけいっそうの充実を図っていきたいと考えています。また、トレーナー全員がお互いに有益な情報を共有しつつ切磋琢磨しながら成長できるような社内環境を築きたいと考えています。

——それでは最後に、これからパーソナルトレーナーとして働いてみたいと考えている方にメッセージをお願いします。

板井トレーナー:ENGLISH COMPANYは、あなたが大学・大学院で学んだ言語学や英語教授法を実践できる場所です。英語が好きで、英語を身につけたけれど、十分にそれが活かせていないと感じる方、せっかく努力してTESOLなどの資格を取得したもののそれを使う機会がないという方にとって、ここは最高の環境です。

本物のコンテンツを提供することで直接受講生の役に立てる喜びは何にも代え難いものです。是非あなたにも感じて欲しいと思います。その喜びを原動力に、一緒に日本の英語教育にインパクトを与えていきましょう!