土井幹生さんインタビュートップ画像

専門性を直接仕事に活かせる場を求めて。

【THE CONSULTANT】大宮スタジオ所属・土井幹生さんインタビュー。

短期間で英語力を大きく伸ばせると話題の英語パーソナルジム『StudyHacker ENGLISH COMPANY』から、2018年12月に新ブランドとしてリリースされた英語学習コーチングサービス『ENGLISH COMPANY THE CONSULTANT』。そこでは「英語コンサルタント」と呼ばれる英語学習のスペシャリストたちが、豊富な知識に基づき受講生個々の課題を的確に発見し、それらを克服するための最適な学習コンテンツを提供しています。

今回は、『 THE CONSULTANT』大宮スタジオでコンサルタントとして働く土井幹生さんにお話を伺いました。大学・大学院で言語について専門的に研究し、教材開発・製作にも携わった経験を持つ土井さんが、英語コンサルタントとしての仕事にかける思いを語ってくれました。

土井幹生さんインタビュー画像01

「言語そのもの」に興味を持つように

——今日は色々とお話を聞かせてください。よろしくお願いします。

土井コンサルタント:よろしくお願いします。

——では早速、土井コンサルタントの経歴と現在のお仕事の内容について大まかに教えてください。

土井コンサルタント:大学・大学院で広く言語学を学び研究し、中・高英語教諭免許も取得しました。大学院卒業後ENGLISH COMPANYに就職し、トレーナーとしてパーソナルトレーニングを担当してきました。そして、この度THE CONSULTANT大宮スタジオのオープンを機にコンサルタントとして新しいキャリアをスタートさせたところです。

——それでは詳しくお話をおうかがいしたいと思います。はじめに、英語との出会いについて教えてください。

土井コンサルタント:中学生のときに洋楽、特にR&B、ソウル、ジャズなどのアメリカ音楽を聴くようになったことです。同時にバスケットボールにものめり込み、深夜にNBA中継を見ることを楽しみにしていました。もともと英語は得意ではなく成績も特に良かったわけではありませんでしたが、歌詞を夢中で書き起こしたり、選手の話す英語を聞き取ろうと努力したりするうちに、自然と英語が身近な存在になっていきました。

——その後、大学・大学院では言語学を専門に学ばれていますね。理由を教えてください。

土井コンサルタント:「言語そのもの」に強く興味を惹かれるようになったことです。先述のように音楽やバスケットボールを通じて英語好きになってからは、次第にことばを通してコミュニケーションを取ること自体に興味をもつようになり、ドイツ語、ロシア語、フランス語、などいくつかの言語も学んでみました。最終的にはコミュニケーションを含め、「ことばの仕組み」を知りたいという気持ちが強くなり、言語を専門的に学ぶことにしました。

——具体的にはどのようなことを学び、研究されたのでしょうか?

土井コンサルタント:大学では、語用論を専門的に学び、音声学・音韻論も含め広く言語学の諸分野について学びました。言語教育にも強い関心がありましたので、実際に小学校で英語を教える科目も修め、中・高の教員免許も取得しました。大阪大学大学院では、言語表現の自然さ・不自然さをヒトがどのように判断するのか、そしてそれが言語研究のデータとしてどのように扱われているのか、について研究しました。英語教育については特に教材研究に関わってきた経験があり、開発・製作プロジェクトに参加した教材の中には最終的に出版されたものや、NPO法人の支援する小学校外国語活動に用いられたものもあります。

学問的なこと以外では、大学在学中にアルバイトで資金を貯め憧れだったアメリカぶらり旅を実現させ、現地の文化や生きた英語に触れる機会を得ました。その際多くの時間を共に過ごしたアメリカ人の友人とは今でも連絡を取り合っており、先日は彼の結婚式に出席するためだけに渡米したほどです。

土井幹生さんインタビュー画像02

専門性を直接仕事に活かせる

——学生時代は塾講師や家庭教師の経験もあるということですが、実際に教えてみてどのような感想を持たれましたか?

土井コンサルタント:受験の制約がある以上、内容はどうしても知識の拡充がメインにならざるを得ないと感じました。社会の要請として英語運用技能の洗練化が叫ばれ続けてはいますが、実際には運用訓練を行えたとしてもごく限られた部分のみとなってしまいがちですし、4技能に渡って均衡の取れた指導を実現できる場は未だ非常に限定的だと思いました。

——英語を教える仕事はたくさんありますが、どうして「英語パーソナルトレーナー」を選ばれたのですか?

土井コンサルタント:これまで培ってきた知識・技能を、専門性として直接仕事に活かせるのではないかと思ったからです。大学院修了時に学術的な場で自身の関心を追求することには区切りをつけることになり、それまでに得た知識や経験を活用できないかと考えたとき、行き着いたのが英語のパーソナルトレーナーだったのです。

英語コーチング型サービスはここ数年で確実に増加しており、どこも一見似たようなサービスを提供しているように思えるかもしれません。しかし、高度な専門性を有するトレーナー・コンサルタントをこれほど多く抱え、学問的知見に基づいたほんものの科学的トレーニングを提供しているのはENGLISH COMPANY以外にはないと判断し、挑戦してみることにしました。

土井幹生さんインタビュー画像03

——実際に働いてみた感想を教えてください。

土井コンサルタント:トレーナー・コンサルタントに高度な専門性が求められる理由がよく理解できました。教え方のマニュアルに従い定型的なトレーニングをするだけなら、さして苦労することも無いでしょう。しかしENGLISH COMPANYにおけるトレーナー・コンサルタントの役割は、個々の受講生が見せる「症状」から抱えている課題を具体的かつ詳細に見極め、その課題に対し最適な知識やトレーニングを提示し、最短ルートで目標を達成するための学習プランニングを行うことです。それには、やはり相応の知識・経験が必須であると感じています。特にTHE CONSULTANTでは毎週のコンサルティングで、受講生の課題を精度高く発見することを重視しており、この点に自身の専門性を存分に発揮していきたいと考えています。

良い同僚にも恵まれています。誰もが異文化や言語教育、あるいは言語そのものに深い理解・関心をもっていて、業務外でもふとした機会に「言語」の話題になることも少なくありません。また多種多様な経歴を経た者が多く、先輩後輩を問わずお互いの人生経験から何かしらを学び合える素敵な環境です。

会社全体としても、第二言語習得をはじめとする専門知識を定期的にフォローアップする各種研修・テストや留学支援制度などが用意されていて、社員の成長を常にサポートしてくれます。

土井幹生さんインタビュー画像04

受講生の期待に応えたい

——これまで多くの受講生を担当されてきた中で、何か印象に残ったエピソードはありますか?

土井コンサルタント:これまで担当した多くの受講生が、150点、200点、あるいはそれ以上とTOEIC®︎ のスコアを伸ばし、昇進や海外出張を勝ち取られる姿を拝見してきました。そのたびにいつも自分のことのように嬉しく思っています。また、受講開始当初は英語に強い苦手意識をお持ちだった方が、卒業時に「人生で一番楽しく英語を学べた 3ヶ月でした」「ことばの奥深さ・面白さも知れてとても良かった」と言ってくださったときには、何物にも代えがたい喜びを感じることができました。

——素敵なお話ですね。それでは、土井コンサルタントの今後の目標を教えてください。

土井コンサルタント:常に最新の学術的な動向を把握し、科学的・批判的な姿勢を忘れずに「英語指導のプロフェッショナル」として研鑽に励みたいと思います。またコンサルタントとして経験を積んでいく中で自身の指導力及び技能によりいっそう磨きをかけ、受講生の期待に応えるサービスを提供し続けたいと考えています。

——最後に、THE CONSULTANT大宮スタジオについて教えてください。

土井コンサルタント:埼玉県初進出となる大宮スタジオには、『ENGLISH COMPANY』と『ENGLISH COMPANY THE CONSULTANT』が併設されており、いずれにも高い専門性を持つ指導経験豊富なトレーナー・コンサルタントが揃っています。文法動画などの学習コンテンツを搭載したタブレットを備えた自習室を自由にお使いいただけるなど、理想的な学習環境も整っています。スタッフ一同、皆様のお越しを心よりお待ちしております。